2011年12月7日水曜日

感情が伝わっていく時代

ふと思い出した「IT革命」という言葉。
久しぶりに聞いた気がしませんか?
そしてもうすでに、
古くさく感じませんか?

Webの普及は
テレビなどの古いメディアを
王座から引きずり下ろしました。
玉ねぎの皮を剥いていくように
旧メディアの価値を無力化していき、
芯の部分にあった「情報」だけが
最終的にその場に残っていて、
とどのつまりは
「情報」そのものに
価値をあたえる結果となったのです。

そして、さらに時間は前に進み、
ソーシャルメディアが登場。
情報の発信・受信がより
リアルタイムになったことはもちろんですが、
それよりも感じるのが、
自分を360度から見られている感覚です。

毎日の食事を写真とともにアップする人。
「食べる」ということを
大事にしていることが伝わってきます。
これを「情報」という切り口だけで見てしまうと、
その人が何を食べているかを
知るだけのツールになってしまう。

だけど、伝わることはそれだけじゃないはずです。
食事を心の底から楽しんでいることや、
普段は入らないお店への好奇心旺盛な様子なども
そこにはあふれているはず。
伝わることの総量で見ていくと、
きっと「情報」の量よりも、
「感情」の量のほうが多いのではないでしょうか。

それは、直線的なベクトルで「伝えるもの」というよりも、
放射線的ににじみ出ていく「伝わってしまうもの」と
捉えた方がいいかもしれない。

自分を360度から見られている感覚というのは、
そういう意味ですが、
これは決してネガティブな意味ではなくて、
自分を360度から「見せることができる」と
言い換えられると思います。

まあ、そんなこんなで、
今後セルフブランディングという言葉が、
日常用語になっていくのでしょうが、
情報勝者ならぬ「感情勝者」というものが
出てきてもおかしくないような、そんな予感がします。

つまりは先日の「楽しそうな人最強説」に
つながるんですけどね。
あー、楽しい(ヘタクソ)。

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