2012年5月8日火曜日

ゴールデンな出会いたち

人より少しおくれて始まった連休が、
人より1日だけ遅く終わろうとしています。 

新潟からまったく出ないGWでしたが、
いろいろな場所に顔を出し、たくさんの出会いに恵ました。 

時にはアウェー。時にはホーム。
なんと、3日前に初めて会ったのに、
3日連続会い続けた人までいました。

「人はもっと自由にはたらける」ということが
最近追求しているテーマなのですが、
さまざまな人たちと出会うことで、
それが確信に変わっていきます。

「朝活」という集いの場を主催し、
異なる価値観を積極的に
取り入れようとしている人がいました。

古本屋さん開業予定の女性は、
不思議な魅力をまとったプレゼンで、
その場にいた聴衆を一瞬で釘付けにしてしまいました。

相手との対話を通して、
本当にやりたいことをクリアにしていく
「コーチング」という技術を 日々磨き続けている男がいました。

他にもたくさんの魅力的な人たちと出会いました。
「いっしょに何かやりたい」と思える人たちばかりでした。

この連休を振り返りながら、
彼ら彼女らと同じように、
自分の中に一本の軸が通っているか?
ちょっと自問自答しています。

「この人と話せたから、おもしろい休日だったなあ」
そんな風に思われる人になりたいものです。

2012年2月6日月曜日

つまり、減酒宣言。

禁酒しようかな〜と思う。
正確には自宅での晩酌をやめる。
もっと正確には、平日だけ。
休日の前は飲む。

…どんどん甘くなってるけど。


お酒を飲まないと、寝付きと目覚めがいい。
睡眠の質が上がるんだろう。
同じ時間眠ってもスッキリ度合いが違う。

一日24時間というのは、
誰にとっても平等で
どうがんばっても増やすことはできない。

であれば、時間の使い方を見なおすしかない。

とにかく睡眠時間を削るという方法もあるだろうけど、
それは、睡魔に襲われたり、集中力が落ちたりと、
起きている時間にまで影響があるので、
あまりいいと思えない。
(事実、体を壊したこともあるし)

飲酒をあきらめることで、
睡眠の質を高められれば、
睡眠時間を無理なく減らせる。

そうすれば、起きている時間が増えて、
一日にできることの量が増える。

企みを形にするまでの時間を
スピードアップできる。

まだまだ実現を順番待ちしている企みが
たくさんあるのだ。

禁酒を思いついたのは、
「健康を気にして」とかではなくて、
大好きなお酒を我慢してでも、
やりたいことが多くなってきたから。

毎日がおもしろくて仕方がない。

2012年1月16日月曜日

評論家になるな。アイデアマンになるな。

30歳になりました。
たくさんの方におめでとうメッセージをいただき
うれしかったです。ありがとうございます。

まあ、30代になったからと言って何も変わりません。
それどころか、やっと背伸びをせず
自然体で生きていけると、
楽になった気持ちさえしています。

そんな晴れやかな心模様の自分から、
20歳の頃へメッセージを送るとしたら、
それは「評論家になるな。アイデアマンになるな」かな。

まず評論家。これは「なっちゃいけない」というのは
ガッテン承知の助なのですが、
気を抜くとすぐ顔を出す厄介なヤツです。

自分の得意な分野からそうでない分野まで、
せまい経験談や聞きかじった知識で、
良い・悪いとすぐに仕分けしたくなってしまう。

物事に自分なりの意見を持つのは悪いことではないけど、
自分で汗をかいたわけでもない出来事に、
口を挟みすぎるのは危険。
評論することで汗を流すこともできちゃうからね。
そこで満足感や達成感を得ても、
またすぐに乾いちゃって、次の評論の対象を探してしまう。
そんなことしてられるほど、人生は長くない…と思います。

続いてはアイデアマン。
これは逆に「なぜいけないの?」と思うでしょう。
理由は一緒で、やっぱり汗をかかなきゃ意味がないと思うから。

実のところ、アイデアを出すのは割とカンタンです。
それにアイデアの段階では、
それが良いのか悪いのかは判断しにくい。
もちろん、全然ダメなものはわかりますけどね。

そして何より、アイデアは実現することのほうが
何十倍も何百倍も難しい。
実現するのに必要なステップを一つひとつ重ねていくためにも、
また小さなアイデアが必要となってくるし、
それを全部揃えることのほうが、
最初の第一歩のアイデアを考えるよりも大変です。

実現できないアイデアは、
「なかった」と思われても文句言えないんですよね。
厳しいですが、それが20代の10年間で思い知った現実でした。
だけど、すぐには実現しなくても
時間がたってから実現するアイデアもある。
それを20代最後の一年で体験できたのもすごく良かった。

20歳の僕よ。もう一度、この言葉を贈ろう。

評論家になるな。アイデアマンになるな。

2012年1月10日火曜日

お客さんのプロになりたい。

あけましておめでとうございます。
本年もマイペースでいきますが、
よろしくお願いします。
(ご挨拶おそくなってすみません)

------

友人が、落語の一門会に出かけたそうです。
ある駆け出し落語家の晴れ舞台を見るためでした。

高座には芸歴の浅い者から登場するため、
その若手落語家はトップバッターを務めます。
演目は古典の「千早振る」。

友人が見ていたところ、
その落語家さんは明らかに緊張した様子で、
以前に見た時よりも早口になっていました。
そういった緊張は聞いている側にも伝わるものなので、
友人は落語を聞いて笑うというより、
心で応援の言葉をささやくような、
そんな気持ちになって見ていたそうです。

友人が感心したのは、客席の反応でした。
お客さんの中には落語をよく知っている方も多く、
「千早振る」がどんな内容かは十二分にわかっています。
もちろん、どこが笑う箇所なのかということも。

そして、お客さんたちは笑う箇所が来たら、
揃って笑うんだそうです。
落語をあまり知らない友人からは
早口でよく聞き取れない箇所もあったりするのですが、
客席からはきちんと笑い声が起きます。

すると、笑い声を聞いた舞台上の落語家さんからは、
徐々に緊張の色が薄れていきます。
次第にいつもの調子を取り戻していったのだそうです。

舞台上の人間だけが演目を創り上げるのではなく、
客席も含めたその場にいる人達全員で、
空間を盛り上げていく。
いわゆるインタラクティブです。

「俺は客だから、さあ笑わせろ」
という人がいたら、成立しない空間です。
中にはいるのかもしれませんが、
そんな人をいないように思わせてくれるだけの
懐の深さにあふれているように思います。

これって、いくらでも応用できるんですよね。
僕は散髪に行ったら、
シャンプーしてくれる人に
かならず「気持ちいいですわ〜」と言います。
心の底からそう思っているのですが、
思っているだけでは伝わらないので、
かならず言葉に出して伝えます。

シャンプーを担当するのは
新人さんの場合が多いので、
あまり褒められ慣れていないのでしょう。
何気ない一言にもすごく喜んでくれます。
きっとその後のマッサージも
念入りにやってくれているはずです。

何というのでしょうか、
「サービスする側」と「サービスされる側」のステキな関係?
お互いを尊重し合うことが、
お互いの力を最大限に引き出すことにつながり、
結局それはお互いにとっての“得”になるはずなんですよね。

「お客様は神様」なんて、お店側が言うことであって、
お客さん側からは間違っても言ってはならない。
そんな人はお客さんのアマチュアだなあ、と思うわけです。

2011年12月27日火曜日

修行グセにご注意を

若い頃は「とにかく何でも経験だ」と
言われます。それはほんとにその通り。

大変な事や気の進まない事も
率先して取り組み、
上司や先輩の言うことに従う。
そして、そこからひとつでも多くを盗み、
自分の成長の糧としていく。

いわば修業期間。
そして、修行に終わりはありません。
すべてを師とできる人は強い。
そういう人は成長が止まらない。
自分もそのようにありたい、と
常日頃から思ったりします。

もはや決めゼリフのようになってきましたが、
このことにまったく異論はありません。
だけど「修行グセ」というものには
やっぱり気をつけた方がいいと思うのです。

30代に差し掛かる僕の歳だからこそ
思うのかもしれないですが、
「偉大なる先輩たち」を
何らかのタイミングで
「ライバル」と変換しなくては、
いつまでも同じ土俵に立てないような気がします。

いつもふたつの目を持ちながら、
片方では、先輩として尊敬と勉強の姿勢を絶やさず、
もう一方では、密かなライバルとして虎視眈々と逆転をねらう。

ガツガツしても疲れるので、
ナチュラルにそんな姿勢で生きられたらと、
ふと思うのでございました。

2011年12月17日土曜日

経験則ブギ

「それはそうなんだけど、
それだけじゃないんじゃないか?」
と思ったりする事があります。

素直さを欠く視点ですから、
下手すると唯我独尊にもなりかねないので、
使いすぎないようにしなきゃいけないですけどね。

はい、それはわかった上で、
やっぱり思うところがあるので、
書いてみます。

年輩の方は経験則に基づいて、
アドバイスをくれます。
それはもう、肯定とか否定とか、
そんなレベルじゃなく受け止めるべき事です。

ですが、経験則を信じすぎるのも
それはそれで危険な事です。
ましてや、時代は年々変化のスピードを速め、
さらに進んでいく方向だって、
一直線に上昇していく事はなく、
ひたすら蛇行しているような状態ですから、
経験則が急速に古びてしまうこともあるわけです。

経験則に基づいたアドバイスというのは
後から来る者が、前を行く者と
同じ道を歩いているという事が前提となります。

同じ道を歩いているからこそ、
「あそこでは熊が出るから気をつけろ」
「しばらくオアシスがないから水は極力我慢しろ」
といったアドバイスができるわけです。

そのため経験則からのアドバイスというのは、
「同じ道を歩いている」という確信があれば、
すべて素直に聞けばいいと思うのですが、
そこにもし疑問があるようであれば、
やはり受け取る側も自分なりに
解釈をしなおす必要があると思うのです。

もちろん「同じ道を歩いている」というのは、
イコール「同じ幸せをめざしている」ということ。

何度も言いますが、
経験則を否定しているわけではありません。
受け取る側も自己責任のもとに
経験則を活用しないといけないよなあ、
ということです。

フォロワー