2011年12月17日土曜日

経験則ブギ

「それはそうなんだけど、
それだけじゃないんじゃないか?」
と思ったりする事があります。

素直さを欠く視点ですから、
下手すると唯我独尊にもなりかねないので、
使いすぎないようにしなきゃいけないですけどね。

はい、それはわかった上で、
やっぱり思うところがあるので、
書いてみます。

年輩の方は経験則に基づいて、
アドバイスをくれます。
それはもう、肯定とか否定とか、
そんなレベルじゃなく受け止めるべき事です。

ですが、経験則を信じすぎるのも
それはそれで危険な事です。
ましてや、時代は年々変化のスピードを速め、
さらに進んでいく方向だって、
一直線に上昇していく事はなく、
ひたすら蛇行しているような状態ですから、
経験則が急速に古びてしまうこともあるわけです。

経験則に基づいたアドバイスというのは
後から来る者が、前を行く者と
同じ道を歩いているという事が前提となります。

同じ道を歩いているからこそ、
「あそこでは熊が出るから気をつけろ」
「しばらくオアシスがないから水は極力我慢しろ」
といったアドバイスができるわけです。

そのため経験則からのアドバイスというのは、
「同じ道を歩いている」という確信があれば、
すべて素直に聞けばいいと思うのですが、
そこにもし疑問があるようであれば、
やはり受け取る側も自分なりに
解釈をしなおす必要があると思うのです。

もちろん「同じ道を歩いている」というのは、
イコール「同じ幸せをめざしている」ということ。

何度も言いますが、
経験則を否定しているわけではありません。
受け取る側も自己責任のもとに
経験則を活用しないといけないよなあ、
ということです。

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