2011年11月3日木曜日

足止めの時間に、あえて大切なことを。

水戸出張からの帰り。
人身事故で列車が止まっている。

不運にも線路に落ちてしまったのか、
はたまた思い詰めての飛び込みか。
何にしろ、多くの人が足止めを食っている。
乗る前に買ったビールもなくなってしまった。

再び動き出すまで、思いつくままに書いてみる。

車窓から見える隣のホームでは、
18〜9のカップルが戯れている。
仲いいなあと微笑むのもいいけど、
日が落ちて帰らなきゃいけない時間が
近づいてくるのを、
紛らわそうとしているようにも見える。
「バイバイ」が言い出せなくて、さ。
いずれにしても恋は良きかな。

立ち食いそば屋からは湯気が立ち上っている。
お客さんの入りは良くないみたい。
そういえば「立ち食いそば」って言いながら、
どのお店も、大概うどんも出してるよなあ。
それなのに「立ち食いうどん」とはあんまり言わないね。
なぜだろ。

落語に「時そば」というのがあるけど、
上方(関西)では「時うどん」に変わるらしい。
落語家の人に聞いた話だから、たぶん間違いない。

生きてると「いい出会い」「わるい出会い」
「どっちでもない出会い」があるような
気がしてしまうけど、
出会いに恵まれていると見える人は
「いい出会い」を引き寄せているのではなくて、
単なる出会いを「いい出会い」に変えてしまうんだと思った。
いつも笑顔でいる人に福は寄っていくし、
だからこそ不機嫌な時間はもったいない。そう思えた。

わりと今後の人生の核になるような
仕事のコツが最近つかめたんです。
それは「人間、できることしかできない」ってこと。
後ろ向きな意味じゃない。
でも、気を抜くと手の届かないところに
あるものばかり数えて、
今できることを見落としてしまいがちになる。
だけど、今できないことはできないのだ。
それよりもできることを、
ひとつもこぼさずにやっていけたら、
きっと結果は着いてくる。
そして、できなかったことにもいつの日か手が届く。
いつか。いつか。

現場検証が終わったらしい。
安全確認ができたら出発とのこと。
まだ書けるかな。

どんな場面でも、小手先の技術など
役に立たないなと思うようになってきた。
逆に自分の中に太い芯を持っている人は、
何が起こっても乗り越えてしまう。
いや、苦悩や葛藤はあるんだろうけど、
それを人に感じさせないようなパワーで
乗り越えてしまう。
まあ、その芯を育てるのが難しいのだけどね。

何というか人生なんて
切り口ひとつでいかようにも楽しめるなあと。
なんだかそんなことを思ったりするのです。
目の前の出来事に一喜一憂してやる義理もない。
隣の人を愛せないからって、別に憎まなくたっていい。
例えば、おもしろがることなら難しくない。

「おもしろきこともなき世をおもしろく」

視点を変え、感情を操るだけで、
世界は結構すばらしい。

あ、そろそろ列車が動き出しそうです。
あえて文章化しなくてもいいやって思ってたことだけど、
ちょっと時間ができちゃったので書いてみただけ。
読んだ人も忘れてくれて大いに結構です。

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